こどもちゃれんじをやっているけれど、キッズワークの問題量に物足りなさを感じていませんか?
我が家は2児とも、すぐにキッズワークを終わらせてしまうので手持ち無沙汰を感じていました。私は10年以上小学校教員として、働いている2児のワーママです。この記事を読むことで、こどもちゃれんじに取り組みながら、市販のワークや無料プリントサイトを活用しながら手軽に、安価に、問題量を増やすことができます。
キッズワークすてっぷ3月号
3月号で身につく力

3月号のテーマは「まとめ」です。今までの学習の総まとめです。
ひらがなの読み書きを完璧にできているか。
10までの数の合成・分解を理解できているか。
時計の正時が読めるのか。
その他、今まで学習してきた内容が登場する、まさにまとめとしてふさわしいワークでした。

3月号 内容一覧

様々な問題パターンの組み合わせで、子どもが楽しく取り組めるような構成で29ページの仕上がりとなっています。
- ひらがなの読み
- 間違い探し
- ひらがな なぞりがき
- 時計の読み 1日の時間
- ★出来事の推論
- カタカナの読み
- 数の合成・分解
- カタカナの読み
- 立体の見え方
- 条件整理
- 系列迷路
- ★図形描写
- 線対象の図形
キッズワークで育てる力
国語に結びつく 文字の読み書き力

1月からカタカナの学習が始まっていますが、やはりメインはひらがなです。そのため、ひらがなは6ページ、カタカナは4ページと、ひらがなに注力した学習でした。
①総仕上げのひらがな
「拗音」「促音」「長拗音」を含んだひらがなの読みが完璧にできているでしょうか?
2ページ分がひらがなの読みに、残り4ページがひらがなの書きに当てられているため、徐々にひらがなの「書き」ができる力が求められつつあります。
すてっぷ時期の4、5歳で簡単なひらがなが書けるようになっていると安心ですね。
②カタカナを習得しよう
2月号同様、形の似たカタカナを比較しています。
「ク」と「タ」、「ア」と「マ」など形が似たものでも正しい文字を選択できるよう、この際に46文字の読みをマスターしてしまいましょう。
また、ポケモンを使うことで遊びながらカタカナの学習を進めることができます。ポケモンの名前はほとんどがカタカナ表記のため、キャラクターの名前を知っていれば、興味づけはバッチリです。もちろん、レストランでメニューを見ながら「オムライス」や「ポテト」など、好きなメニューと関連づけるのもオススメです。
我が家の次男は、ウルトラマンとパウパトロールが大好きなので、ウルトラマン図鑑を見ているうちに気づいたらカタカナの読みは習得していました。子どもの吸収力はすごいですよね。

③気分は探偵!条件整理

今までも何度も登場している条件整理です。
2つの条件に合うものを探す課題でした。今回は単純な
「あかい くるま」
ではなく、
「あかい くるま と あおい くるまの あいだ」
という条件が追加されていました。条件を最後まで読みきる必要がありました。

④書くスピードアップ!系列迷路
系列迷路は短期記憶やワーキングメモリを鍛えるのに有効です。
短期記憶とは、数秒から数十秒の間の記憶のことです。
ワーキングメモリとは、更にレベルが高く、短期記憶で保持した情報を使いながら処理することが求められます。
この系列迷路は、ワーキングメモリを鍛えるために最適な学習です。
覚えた順番に迷路をしていくことは、まさに記憶+処理が必要となり頭の中で同時に2つのことを進めている状態です。
先生が黒板に書いた文字をノートに写すためには、この短期記憶が必要になってきます。
できるだけ、沢山の言葉を短期記憶として覚えておくことで、速くノートを取ることができます。
そのため、小学校入学までに系列迷路で5つの項目を覚えてできるようになれば安心です。

算数に結びつく 数字を数え、数量を理解する力

10月号から「時計プログラム」が開始され、正時の読みを学習しています。正時の読みと1日の流れが分かっているとバッチリです。
①1日の時間の流れを意識!正時読み

小学校1年生では、自分で時計を見て行動することが求められるので、入学までに正時と半の読みができていると安心です。
正時読みの習得して、短針が指している数字にのみ着目させることが肝心です。


以前、時計の読み方を習得するコツを書いているので、こちらもご覧ください。
○時に何をしているのか、だいたい何時くらいだったのかという時間的な感覚を養うために、1日の時間の流れを表にすることで捉えやすくなります。
1日の流れが分かると、見通しを持って生活することができるので、お子さん自身も落ち着いて過ごすことができます。
まさに生活の必須スキルといっても過言ではないくらいです。
②数の合成・分解はバッチリ?!
数の合成は、容易に理解できてきたのではないでしょうか?
これから始まる足し算・引き算の土台となる数の分解もなんとなく意味が分かってきたのではないかと思います。
私たち親世代の時には存在しなかったさくらんぼ計算が今は主流となっているため、しっかりと理解しておきたいところです。
10までの数でペアとなる数を即答できると、安心です。


後付け困難!図形的センスを磨く

小学校に上がるにつれ、得手不得手がハッキリと表れてくる空間認知力は、後で力をつけることが難しい分野です。1年生の11月頃に学習する「かたち」として出てくる内容です。
低学年算数で三大不人気の1つ、「図形」です。
ちなみに、他2つは「時計」「単位」です。
①上から見るとどう見える?

1月号に登場していた上から捉えた図形課題です。
違いが一目瞭然で分かりやすかったので、難易度的には、そこまで高くなかったです。
物足りない場合は、左右それぞれから見た図形を捉える問題もやってみましょう。


②手を動かして実感!線対称の図形

四角形と三角形に折った時では、切った形が違ってもできたものは同じになるということを実感する課題です。
幼児期においては特に、説明されても見ても分からないものは実際に具体物を操作することが肝心です。
こどもチャレンジでは、シールや切り取り線付きの用紙が添付されているところが、親の歯がゆい所まで手が伸びていますよね。


どう力をつける?!挑戦問題
ワーク最難関の挑戦問題

3月号の挑戦問題は出来事の推論と図形描写でした。
①説明上手への道 出来事の推論

水たまりを飛び越えたしまじろう と 水たまりに足を突っ込んだしまじろう
の2通りが存在しています。
話の結末から、どちらなのか推測する課題でした。
最後には、靴が汚れているしまじろうから、どちらなのか選択できたのではないでしょうか。
前後の因果関係から考える力を養うことができます。

②難易度UP 図形描写
小学校受験問題に頻出する図形描写です。図形描写で培われる力として3つあります。
・図形認識力
・空間認知力
・構成把握力
図形認識力
形やパーツを正確に見分ける力。見本の図形がどんな形や特徴を持っているかを瞬時に把握できます。
空間認知力
図形の位置関係や大きさ、向きなどを頭の中でイメージする力。図形同士の配置やバランスを考えながら描くことで育ちます。
構成把握力
複雑な図形をパーツごとに分解し、どのように組み合わさっているかを理解する力。全体と部分の関係を捉える力が養われます。
3ヶ月連続で登場しています。そして月ごとにしレベルアップしています。2月号は三角形や四角形の登場でしたが、ひし形や丸、図形の中に更なる図形という課題でした。


ひらがなの読みができたら音読へ!

このブログ内では、無料のプリントサイトやおすすめのワークなど紙教材をメインにオおすすめしています。しかし、読みに関しては徐々に単語から文章にシフトしているため、プリントが少なくなってきています。本を読むほどではないこの時期には、「音読」をオススメします。
「頭がよくなる!はじめての寝るまえ1分おんどく」


ご存知の方も多いと思います。
我が家では、寝る前ではなく朝の学習時に暗唱するために活用しています。
「音読」の効果はすごいです。
小学校で毎日出している「音読」に正直始めは意味を感じていませんでした。しかし、最近では、その効果を実感してきています。
語彙力の向上や読書への興味付けに間違いなく効果を発揮しています
本を読むことは難しいけれど、簡単な文章や短い詩から読書への種まきをはじめましょう。
古風な詩集とは違い、名作の一部分や難解な古文のみならず、今時の歌のフレーズや絵本のフレーズが出てくるので子どもも楽しみながら音読しています。
短いものでも「読めた!」という自信が特に次男には良かったみたいで、そこから読書をし始めています。
キッズワークだけでは、物足りない場合は追加受講もオススメです。
すでにこどもちゃれんじ受講中の方は、545円で受講可能です。
ネット申し込み&電話申し込みが可能です。
こどもちゃれんじを受講していない方も838円でワークのみ購入できます。申し込みは電話のみとなります。
0120ー426ー330(9:00〜21:00)
こどもちゃれんじのキッズワークは、学習の適齢期が分かり、楽しく取り組むことができるので個人的にとてもオススメです。ただ、問題量が少ない点が残念なので、できるだけ安価に大量に学習ができたらと思います。紹介しているサイトやワークを使いながら、学習量を増やすことにお役立てください。
コメント