こどもちゃれんじをやっているけれど、最近話題の思考力が身についているか心配になりませんか。
我が家では、キッズワークと知育プラスを2年間取り組んできました。
小学校教員的目線で知育プラスが思考力育成に効果的なのか。また、できるだけ安価に問題量を増やす具体的な手立てを紹介していきます。
知育プラス3月号
3月号で身につく力

3月号のテーマは「特徴に注目する」です。
キッズワーク同様、1年間の学びをまとめた内容でした。ひらがなのなぞりがきや時計の正時、基礎的な図形の知識など、今までの学習の総まとめでした。
キッズワークと知育プラスの違い

簡単に言うと、知育プラスの方が発展問題が多く、難しいです。
楽しく学習をやらせたい
しまじろう大好き →キッズワーク
思考力をつけたい
キッズワークが簡単すぎる→知育プラス
知育プラスは論理的思考力を養うことに特化したワークです。難しいですね。簡単に言うと、「正解」を教えるのではなく、「解き方」を教えるワークです。

論理的思考力を育むシンキングフレームとして6つの項目があります。
これらのシンキングフレームは正解を教えるのではなく、「考え方」を育むメゾットです。難しい課題や知らない課題に直面した時に経験や既習事項から解決する力を育みます。また、この力は「相手に分かりやすく説明する力」や「相手と意見を調整する力」につながると言われています。
そのため、キッズワークは子ども1人でできる問題が多めでしたが、知育プラスは親子のやりとりが必要な問題も出てきます。
「どうしてそうなるの?」と理由を説明する場面が発生します。
そのため、子どもの学習習慣をつけさせるためには不向きのワークです。
ある程度、学習習慣が定着してきたお子さんにオススメです。
3月号 内容一覧

様々な問題パターンの組み合わせで、子どもが楽しく取り組めるような構成で30ページの仕上がりとなっています。

ワーク構成
21ページまでは基本問題。(キッズワークと連動)
22〜25ページは応用問題。
26〜30ページはシンキングフレーム。
- 計数&仲間分け
- 運筆&迷路
- カタカナの読み
- 数の分解
- 間違い探し
- ひらがななぞりがき&なぞなぞ
- 立体の見え方
- 迷路&運筆
- ひらがななぞりがき&挨拶
- カタカナの読み
- 平面図形
- 時計の読み
- 言葉作り
- ★対になる動詞
- ★絵あわせ&春の様子
- ★★ロボットけんきゅうじょ
知育プラスで育てる力
国語と算数に結びつく力

3月号では「特徴に注目する」がテーマです。
3月号は今までの学習を活用した問題が多く登場していました。また、キッズワークよりも、時計の読みがレベルアップしていました。21ページまでは、キッズワークと同じ内容に繰り返し取り組むことができるため、キッズワークでは扱えなかった出題形式で学習を進めることができます。
追加でプリントが必要な方は無料サイトで印刷可能です。
https://happylilac.net/nazo-mozi-1-25.pdf


応用問題にチャレンジ

①対になる動詞

言葉を覚えてきた年中さん頃になると、あえて親と反対の言葉を言って言葉遊びをしてくる子も出てくると思います。
まさに次男は、プチ反抗期ということもあり私の反対言葉を言って楽しんでいます。
反対言葉遊びをする中で
「バスにのる」
の反対として、
「バスにのらない」
と、「〜ない」などの打ち消しを使っている場合は語彙を増やすためにも「乗る」の反対は「降りる」だよと、学びの機会に変えてしまいましょう。

②春の のはら

春に見られる草花や虫を学習することができます。
親の得手不得手で、どうしても家庭教育は内容が偏ってしまいがちです。
そのため、このように普段知り得ることがないような知識を楽しく学習できるところがありがたいですね。

ワーク最難関の挑戦問題

3月号の挑戦問題は「ロボットけんきゅうじょ」の問題でした。
テーマとしては「特徴に注目する」で、色・形・数などの特徴に注目することで、注意深く見る力、物事を多角的に見る力を身につけます。また、ロボットを比較し、異なる部分を説明することで、表現力を養うことができます。
①図形の基礎的な知識

図形の基本的な形の名前を知っているでしょうか。
「まる」や「さんかく」が分かっていれば大丈夫です。知識として、ひし形や星形、細長い四角(長方形)、真四角(正方形)が理解できていればバッチリです。

②特徴を説明する力

ロボットを見ながら頭の形や色、ボタンの数を説明する力を養います。順を追って虫喰いにしているので、非常に分かりやすかったです。
また、完成した文を最後に自分で読むことで、物事を上手に説明する方法が理解しやすくなります。
最後の自分のオリジナルロボットでは、項目順に特徴を説明することで、他者に分かりやすく紹介する方法を身につけます。
自分だけのオリジナル作品に子どもは、魅力を感じ、夢中で取り組みます。その熱い想いを上手に伝えられるよう、説明の方法や表現を教えてあげましょう。

オススメのワーク

挑戦問題や応用問題を楽しく進めることができたのなら、こんなワークもオススメです。
「4〜6歳 こども知能パズル すいり」学研



観察力や条件整理力を育てるのにぴったりの1冊です。
後半には難しい問題も出てきますが、推理問題には楽しく取り組み、探偵気分を味わっていました。
「4歳 やってみよう あふれるなぜ?どうして?に応える観察力や思考力を育てる」 新・知力開発


レベル的には、キッズワーク問題くらいです。観察力や思考力問題に特化しているので使いやすいワークです。
シリーズ物なので、簡単だった場合はぜひレベルアップしてください。
こどもちゃれんじのキッズワークをすぐに終えてしまうお子さんは、ぜひ知育プラスを追加受講することをオススメします。
難しい問題を楽しみながら取り組むためには、幼少期からの学習経験が大きく関係します。ぜひ親子で楽しみながら、答えを求める過程も楽しんで欲しいです。そのためにできるだけ安価で大量に学習できるよう、紹介したサイトやワークをお使いください。
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