すてっぷ5月号 年中向き 4歳〜5歳向き
キッズワーク
すてっぷキッズワーク5月号のテーマは「平面図形」(ページ数30)でした。
今回も多岐にわたる学習分野を盛り込んでいるいいワークです。まんべんなく知識をつけるには、とても優秀なワークですね。
同時に、発達ゆっくりさんには、苦手な分野が分かりやすい内容だなと感じました。
ここがいいよ① 「平面図形」をバリエーションで学べる!
半分の15ページを使って、平面図形問題が出されています。
多くの発達ゆっくりさんにとって「平面図形」は苦手な分野です。
今後、漢字の読み書きにも大きく関わってくるところです。
図形の組み合わせを変えることで、違う形にする問題は典型的です。
見本の影があるところ、実際にシールを動かすことができる操作性があるところが、取りかかりやすくていいですね。
「まちがいさがし」にも、図形を捉える力が必要です。
ツバメの尾の先や、しまじろうの手の形の間違いを5つ見つけるとなると、ゆっくりさん達には、少し難しかったかもしれません。
もちろん我が家のゆっくりさんも大苦戦でした。
1つ1つのパーツに区切って見ることで、なんとか理解することができました。
5つ見つけることが難しかった場合、間違いが1つや2つから始めることがオススメです。
特別支援学級でも、このサイトプリントを毎回使わせていただいています。
ここがいいよ② 生活面で必須スキルにつながる!
並び方の規則性を見つける問題と見本通りに並んでいる物を選択する問題がありました。
実は、これ特別支援学級でも大事にしている学習の1つです。
順番通りや見本通りすることは学校生活する中で必須スキルです。
- 黒板の文字を書き写す
- 図工で、見本の通りに作品作りをする
- 友だちの真似をしながら、行動する
集団生活する中で、順番通りや見本通りするスキルは、ゆっくりさん達が快適に他の人の支援なく生活する上で、欠かさない力です。
そのため、幼い頃から学習に取り入れたい課題の1つです。
その他にも「色マッチング」や「ひらがなマッチング」として、遊び感覚で活動する経験が、必須スキルに繋がります。
「順番迷路」として学習プリントを掲載しているサイトがありました。レベル1から、なかなか難しい。
規則性+迷路の能力が問われるため、キッズワークが簡単にクリアできたお子さんなら、補足学習にオススメです。
ここがいいよ③ 「対義語」を学ぶ
日常生活をする中で、身につけて欲しい言葉です。
高学年のゆっくりさんの中にも、
「今日は暑いから、小さいズボン履いてきたよ。」
と、教えてくれる子どもがいます。
言いたいことは、分かるのですが、正しくは
「短いズボン」
と言いたいのだろうなと。
ゆっくりさんたちには、なんなく身につけていくものではないので、しっかりと学習させてあげたい正しい言葉の知識です。
ワーク以外の「対義語」もこの際だから習得してしまいましょう。
「対義語」を使ったかるたや、フラッシュカードにして学習することができます。
公私とも、お世話になっているサイトです。
こんな素敵なサイトが無料で閲覧できるなんて、ありがたいですね。
すてっぷえほん
目次
- スライダーゴーゴー
- 生き物観察プログラム「つばめ」
- おてつだいたい
- こんなときどうする?「がったいぱちん」
スライダーゴーゴー
2つのスライダー、ターボとダッシュの話がのっていて、おもちゃへの興味づけをしてくれています。
おもちゃで遊ぶ前に一読していると、食い付き具合も異なってくるかもしれませんね。
生き物観察プログラム「つばめ」
かなり詳しく12ページにわたって、イラスト付きで説明されています。
大人でも知らなかったことをサラッと教えてくれるので、オススメのページです。
読んでから、息子もツバメを意識して観察するようになったので改めて、しまじろう効果を実感しています。
また年間通して、生物の種類を分散させて紹介しているところからも、ありがたさを実感します。
① 4月号 | ② 5月号 | ③ 6月号 | ④ 7月号 | ⑤ 8月号 | ⑥ 9月号 |
ダンゴムシ | つばめ | かえる | きりん | せみ | ぺんぎん |
エデュトイ |
偏りのある発達ゆっくりさん達の視野を広げてくれるアイディアが満載ですね。
私自身、虫が嫌いで図鑑や動画でも積極的に子どもに見せることはなかったのですが、可愛いイラスト付きで噛み砕いた表現をしてくれるため、抵抗感なく読むことができています。
そんな私の影響を受けて、息子も生き物より電車派でした。
しかし、7月号の「いきものかんさつゴー」が欲しすぎて、生き物にも関心が出始めています。
さすがです。
おてつだいたい
この際だから、お家の中でお子さんの仕事を見つけて任せてしまいましょう。
我が家では、長男が電気を消す係、次男がお掃除ロボットのスイッチを押す係です。
毎日続けていると、声をかけなくてもできるようになってきているので、とっても助かっています。
しまじろうのお手伝いの様子を見て、次は何のお手伝いをしようかなと話し合うことができました。
こんなときどうする?「がったいぱちん」
しまじろうととりっぴいが遊ぶ中で、意見がわれてしまいました。
そんな時どうするかという題材の物語です。
我が子ができるかどうかは別として、とりあえず読み聞かせしました。
「できるといいなー」と思いながら。
スライダーゴーゴー
組み立て方で動きが変わったり、本のようなレイアウトにしてみたりと活用の仕方は様々です。
興奮気味に封を開けた息子は、説明も読まずに組み立て始めてプチパニック気味でした。
動画や本をみながら一緒に組み立てるのがオススメです。
おてつだいたいたいいんしょう
小学校入学に向けて何かお手伝いをさせたいなと思っている方の背中を押すアイテムです。
お手伝い後に、コメントもらえてシールを貼ってもらううことが嬉しいみたいです。
後から一生懸命読み返そうとしいる姿にほっこり。
発達ゆっくりさんのみならず、小学校入学に向けて、最低限の身辺自立ができるよう、お家の中で様々なことを経験させてあげましょう。
ひらがななぞりん なぞりんカード
4月号から始まったなぞりんカードが追加で6枚届きました。
面裏のあるカードを含めて11種類です。
ひらがなの頭文字をゲームの中で書くことができるので、書くことに苦手意識を持っているお子さんでも取り組みやすい内容です。
まとめ
おすすめ
・キッズワークの内容が素晴らしい!
・今の時期に何を学習したらいいのか、分かりやすい。
・付録も子どもの興味づけにぴったり
残念
・キッズワークのページ数が少ない
こどもチャレンジのキッズワークは、網羅生が高く、非常にいいワークでした。
ただ、キッズワークのページ数が少ないので、他サイトや市販のワークで追加問題をすることがオススメです。
発達がゆっくりな子を育てることは本当に大変です。
周りと比較してしまったり、感情的になった自分に罪悪感を感じてしまったり。
そんな苦しい毎日の中で1つでも、夜眠りにつく前に
「これを頑張った」
「今日も自分、1日お疲れ様」
そう思える毎日にしていきましょう。
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