こどもちゃれんじをやっているけれど、キッズワークの問題量に物足りなさを感じていませんか?
我が家は2児とも、すぐにキッズワークを終わらせてしまうので手持ち無沙汰を感じていました。私は10年以上小学校教員として、働いている2児のワーママです。この記事を読むことで、こどもちゃれんじに取り組みながら、市販のワークや無料プリントサイトを活用しながら手軽に、安価に、問題量を増やすことができます。
キッズワークすてっぷ8月号
8月号で身につく力

*順序数・・・1番目、2番目といった順番を表す数。

7月号のテーマは「まとめ」です。今まで知育プラスを含めて学習してきたことが網羅されているワークでした。8月号からは学習内容に新たなものが登場します。その前に、7月号でもう一度おさらいをしましょう。
8月号 内容一覧

様々な問題パターンの組み合わせで、子どもが楽しく取り組めるような構成で29ページの仕上がりとなっています。
- 集合数
- 仲間分け
- ひらがな なぞり書き
- 系列
- 間違い探し
- ひらがな読み 濁音、半濁音、促音
- 順序数 前から
- 仲間分け
- 同じもの探し
- 条件迷路
- ★しりとり、計数
キッズワークで育てる力
国語に結びつく ひらがなを書く力

こどもちゃれんじの年間計画をみる限り、10月までにひらがなの書きができることを目指しています。そのために年中の8月には、ひらがなのなぞり書きを中心に行なっています。今月はバランスの難しい文字として、「ゆ」「や」「え」などに注力されています。
①迷路から「なぞり書き」に移行中!
6月までは「書く力」を楽しく身につけるために、迷路遊びが多く取り扱われていました。しかし、7月号から単純な迷路ページの登場がめっきり減ってきています。また、ひらがなの単語なぞりだったものが、文章のなぞり書きと変化しています。

ひらがなの「なぞり書き」プリントは無料サイトにたくさんあります。
しかし、ひらがなをなぞるだけって面白くないですよね。まだ学習習慣が身についていないお子さんだと嫌がる可能性もあります。そんな時は、お子さんの好きなキャラクターやのりものの名前を書くことと繋げられれば楽しく取り組めます。
そして、もちろん「迷路」もオススメです。
直接ひらがなを書くことには繋がりませんが、細い道やくねくね道をたくさん経験することで「書く力」が定着します。
②初登場 仲間分け
知育プラスのワークで登場したことのある「仲間分け」がキッズワークに初登場です。2種類の仲間分けがありました。
1つ目は「模様」です。
以前までは「色」や「形」による仲間分けが多かったですが、今回は「模様」に着目します。この際に「しましま」や「水玉」などの模様名を覚えてしまいましょう。

2つめは「種類」です。
品物を種類ごとに棚に陳列する問題です。「野菜」や「果物」の明確な分類ができているか確認しましょう。普段の生活面で養われている部分も多いところです。


算数に結びつく 数字を数え、数量を理解する力

こどもちゃれんじの年間計画をみる限り、10月までに10の数の分解を目指しています。簡単に言うと、たし算に必要な力をつけています。そのために年中の8月には、10までの集合数の理解を中心に行っています。内容的には、新しいところは特に出ておらず、今まで学習したことの復習感が強いです。単純な集合数を問われる問題は今月が最後です。
①計数からの集合数
計数と集合数はほとんど同じ意味です。厳密には、
数えること=計数
最終的な数=集合数


たし算をする上で、10までの集合数ができていれば問題ありません。
②法則やきまりを見つける力につながる系列
並んでいるものの順番を理解し、抜けているところに何が入るのか考えるという問題です。
がっつり知識だけを問われる問題ではないので、楽しく進められるお子さんも多いような気がします。遊び感覚で取り組める「系列」は、どんな力に繋がるのでしょう?大きく3つあります。

- 観察力
- 思考力
- 論理的思考力
【観察力】
図やパターンを見て、どんな規則があるかを見つける力です。例えば、「りんご、みかん、りんご、みかん」のような繰り返しを見つけることです。
【思考力】
見つけた規則に基づいて、次に何が来るか考える力です。例えば、「りんご、みかん、りんご、?」?は「みかん」と考えることです。
【論理的思考力】
観察力と思考力を活かすことで、順序立てて考え、問題のルールを理解して正しい答えを導く力です。
「系列」は、小学校受験の問題として、多く取り扱われています。
まずは簡単な「順番迷路」から始めてみましょう。順番を唱えながら迷路をするので、苦手な子も取り組みやすいです。
無料プリントサイトが少なめでした。
③実生活にダイレクトに影響 順序数
6月号から登場している「順序数」。「順序数」とは、物事の順番や位置を示すための数です。例えば、「1番目」「2番目」「3番目」というように。

実はこの学習内容の半分は小1の5月に学習する内容です。簡単なので先取りしてしまいましょう。「計数」ができているのであれば、難なくできるはずです。
また、今回の問題からは「左右」→「前後」に変化しています。
小1の5月に学習する内容のもう半分は「前から何番目?」と「前から何人?」の理解です。詳しくいうと、これも実は「順序数」と「集合数」なので一緒に学習してしまってもいいかもしれません。
後付け困難!図形的センスを磨く

小学校に上がるにつれ、得手不得手がハッキリと表れてくる空間認知力は、後で力をつけることが難しい分野です。1年生の11月頃に学習する「かたち」として出てくる内容です。
低学年算数で三大不人気の1つ、「図形」です。
ちなみに、他2つは「時計」「単位」です。
①楽しく取り組める間違い探し
間違い探しは大人でもついつい夢中でやってしまいます。息子もワーク内の間違い探しページを探して、真っ先に取り組むタイプです。しかし、6月号からレベルアップしてきています。
以前までは「色」や「もの」の間違いだったものが、「大きさ」「長さ」「個数」「量」と変化しています。
この微妙なレベルアップ感、さすがです「こどもちゃれんじさん」!
「これが長い」
「これが少ない」
そんな風に、「形容詞」を使って徐々に言葉の数を増やしていくことができます。

②同じもの探し
同じものを探す問題です。
類似品の数が多く、迷った子も多かったかもしれません。息子の横にいる私は、もちろん迷いました。
情報量が多い場合は1ずつ消去していく方法でいきましょう。
3ステップです。
1つ目は、恐竜の形です。
違うものは×をつけましょう。

2つ目は、リボンの有無です。
リボンが首元にないものは、そこからさらに×をつけましょう。

3つ目は、模様です。
同じ模様でないものには、×をつけましょう。

そこで残ったものが正解です。
慣れてきたら、お子さんだけで選択することができると思いますが、最初は情報の整理の仕方を丁寧に教えてあげましょう。
最近よく思うんですが、このような問題は知育プラスのワークに頻出しますが、ある人気絵本にも頻出しています。
そう。「おしりたんてい」です。

抵抗感を持つ方が多いかもしれませんが、子どもには根強い人気を誇っています。学校で図書担当の私は、よく図書室用に購入しています。名作といわれるものではありませんが、子どもたちの読書への興味付けとなればいいのではないかと個人的に思っています。

どう力をつける?!挑戦問題
ワーク最難関の挑戦問題

8月号の挑戦問題は「しりとり&計数」でした。まさに、「まとめ」として相応しい内容です。
ルール確認として「ん」がつくもの、斜めは不可ということを確認しましょう。

我が家で「しりとり」問題をする際は、声に出してやっています。
例えば、「てんぷら」「ら」「ら」「らくだ」「だ」「だ」と最後の音を繰り返し唱えてあげると、次の単語が見つけやすくなるようです。
「しりとり」は子どもの暇つぶし遊びで人気のある遊びなので、小学校入学までに習得しておくことをオススメします。(お楽しみ会、暇な時に全力で楽しめます)
さらに「ん」がつく単語探しや「食べ物」探しと計数を問われる問題が続きます。
特に「ん」がつく単語探しに、少し苦戦しました。そのため、色ペンなどで「ん」に色をつけてあげることで、視覚的に捉えやすくなっていました。
追加 ひらがなの読みができたら音読へ!

このブログ内では、無料のプリントサイトやおすすめのワークなど紙教材をメインにオおすすめしています。しかし、読みに関しては徐々に単語から文章にシフトしているため、プリントが少なくなってきています。本を読むほどではないこの時期には、「音読」をオススメします。
「頭がよくなる!はじめての寝るまえ1分おんどく」



ご存知の方も多いと思います。
我が家では、寝る前ではなく朝の学習時に暗唱するために活用しています。「音読」の効果はすごいです。小学校で毎日出している「音読」に正直始めは意味を感じていませんでした。しかし、最近では、その効果を実感してきています。
語彙力の向上や読書への興味付けに間違いなく効果を発揮しています。
本を読むことは難しいけれど、簡単な文章や短い詩から読書への種まきをはじめましょう。
古風な詩集とは違い、名作の一部分や難解な古文のみならず、今時の歌のフレーズや絵本のフレーズが出てくるので子どもも楽しみながら音読しています。
短いものでも「読めた!」という自信が特に次男には良かったみたいで、そこから読書をし始めています。
キッズワークだけでは、物足りない場合は追加受講もオススメです。
すでにこどもちゃれんじ受講中の方は、545円で受講可能です。
ネット申し込み&電話申し込みが可能です。
こどもちゃれんじを受講していない方も838円でワークのみ購入できます。申し込みは電話のみとなります。
0120ー426ー330(9:00〜21:00)
こどもちゃれんじのキッズワークは、学習の適齢期が分かり、楽しく取り組むことができるので個人的にとてもオススメです。ただ、問題量が少ない点が残念なので、できるだけ安価に大量に学習ができたらと思います。紹介しているサイトやワークを使いながら、学習量を増やすことにお役立てください。
コメント