すてっぷ6月号 年中 4歳〜5歳向き
キッズワーク
すてっぷキッズワーク6月号のテーマは「順序数」(ページ数30)でした。今回も前回までの復習を織り交ぜながら、多岐にわたる学習分野を盛り込んでいるいいワークです。発達ゆっくりさんの苦手分野が分かりやすい内容でしたね。
ここがいいよ① 「順序数」を徹底的に学べる!
6ページ使い、左右の順序数問題が出題されています。
「右から何番目?」
「左から何番目?」
お子さんが左右の理解をできているのか、確かめることができます。
長男も大好きなしまじろうの作ったおにぎりはどれかと、夢中になって取り組んでいました。
子どもの興味を引きそうな場面設定なので、意欲的に取り組むことができました。
ちなみにこの左右順序数は、小学校1年生の5〜6月に算数で学習する内容でです。
幼児も理解できるような内容で、しっかり先取り学習をさせてくれるあたりが尚いいですね。
左右、上下の順序数の理解は、生活していく上での必須項目です。
ワークが早く終わった子も、苦手だった子も補足学習としてオススメです。
ここがいいよ② 数の多い、少ないを学べる!
別支援学級の児童と学習する中で、意外にもつまる子が多いところがココです。
「いつ学習したの?」
と、聞かれると、心当たりがないですよね?
多くの人が、自然と身につけてきたことです。
自然と身につけてきたことが、実は理解できていなくて、“生活しにくい”というゆっくりさん達が多くいます。
このような自然と身についていく知識やスキルを教えることが、ゆっくりさん達のサポートには肝心です。
今回の2ページで、数の多少に自信がなさそうな場合は補足プリントを使って学習しましょう。
こちらのサイトがオススメです。
多少判断として「数の多い方を選びましょう」が全くできなかった場合は、実物を操作しながら学習することが必須です。
実際に物を使って、
「目で見て」
↓
「手で触って」
↓
「理解」することができるからです。
「数の多少」をある程度理解できている場合は、ダイソーの数カードを使って遊び感覚で学習することも理解度を高めてくれます。
同時に、「大きい」と「小さい」、「長い」と「短い」、「高い」と「低い」の関係を学習することもオススメです。
必要なプリントはこちらのサイトで無料で手に入れられます。
本当にいいサイトです。
すてっぷえほん
目次
- やってみよう!いろいろなおてつだい
- 生き物観察プログラム「かえる」
- しりとり
- こんなときどうする?「やってみたよ」
- かさをさすときのマナー
やってみよう!いろいろなおてつだい
食事の時と洗濯物を干す時のシチュエーションから、どんなお手伝いができるのか考えます。
親子で読み進めながら、やってもらった時の親の気持ちを伝えられるところがいいですね。
生き物観察プログラム「かえる」
前回の「つばめ」に引き続き、内容の濃い12ページでした。
すてっぷえほんの中で一番オススメのページです。
息子もなんとなーく、おたまじゃくしからカエルになるということは理解していましたが、その過程を写真やイラスト付きで解説してもらえることで驚いていました。
観察する生き物も年間を通して分散している点も素晴らしい!!
①4月号 | ②5月号 | ③6月号 | ④7月号 | ⑤8月号 | ⑥9月号 |
ダンゴムシ | つばめ | かえる | きりん | せみ | ぺんぎん |
エデュトイ |
ダンゴムシ、つばめ、かえると生態類がしっかり分散されています。
また、虫が苦手な私でも、抵抗感なく読むことができるようにイラストに変えてくれている辺りに優しさを感じます。
しりとり
小学生が遠足の行きや帰りの道中で飽きもなくやり続ける「しりとり」。
ふと「何歳ころからできるようになるのでしょう?」
一般的には4歳くらいと言われています。
最近になって息子は、イラストを見ながらできるようになってきました。
しりとりをするためには、
①ある程度単語の理解
②ひらがなの読みの理解
③ルールの理解
の3つが揃っている必要があります。
しりとりの言葉のリズムを楽しむ絵本で、読み聞かせをすることが最初の段階としてはオススメです。
息子は、ダイソーのしりとりカカード遊びでできるようになりました。
イラストがあると、単語力が少ないゆっくりさんも、つまることなく楽しむことができてオススメです。
こんなときどうする?「やってみたよ」
顔を水につけることが苦手なしまじろうが、頑張って顔をつける練習をする話です。
苦手なことにも挑戦することのかっこよさが伝わってきます。
かさをさすときのマナー
2つのイラストがあり、「どちらがいい?」と子どもと話しながら読むことができます。
個人的に2つのイラストを比較しながら、良い方を選ぶスタイルが分かりやすくて好みです。
特別支援学級の学習でも、2つの比較をすることで、よりよい方を考えさせることが多々あります。
発達ゆっくりさん達にとっては、具体的にイメージができないことは何度説明されても分かりません。
難しい言い方ですが、“視覚支援優位”です。
そのため、友だちとのトラブルが多い子や、社会スキルをみにつけるためにこのような教材を使って学習しています。
イラストを比較しながら、マナーについて考えられるコーナーを毎月のコーナーとして掲載して欲しいほどです。
ひらがななぞりん なぞりんカード
- かえるみっけカード
- プレゼントえらびカード
- たんていカード6がつ①②
- おはなしカード①②
- ピザ屋さんカード①②
4月号から始まったなぞりんカードが追加で5枚届きました。
面裏のあるカードを含めて8種類です。
4月号から「たんていカード」がお気に入りのようで、今月も取り組んでいました。
長男は絵本では頑なに文字を読むことは拒みますが、なぞりんカードはゲーム感覚で1人で読んで取り組むことができています。
おてつだいエプロン
息子は大喜びで率先して着用しています。
今までエプロンをつけたことがなかったこともあり、お手伝いの度に嬉々としてつけている姿が可愛いです。
マジックテープのため、ワンタッチで着脱可能なところがいいですね。
子ども1人でつけることができる点も自己肯定感を高めてくれます。
ターボとダッシュのたからさがしゲーム
すごいよく考えられているゲームです。
勝敗にこだわる長男も、最後まで楽しみながらやることができました。
何番目カードを引き、指示通りの場所の宝箱をあけるだけですが、自然と左右の感覚を養うことができますね。
楽しくて、なかなか終わることができないほどでした。
子どもが夢中になる興味づけが、さすがです!!
ただ、遊んでいる途中で、紙が破れてそうになりました。
カードも紙なので、子どもたち同士で遊んでいると破れたり、紛失しそうな気がします。
まとめ
おすすめ
・キッズワークの内容が素晴らしい!
・今の時期に何を学習したらいいのか、分かりやすい。
・付録も子どもの興味づけにぴったり
いまいち
・付録が紙ベーズなので、耐久性に問題あり
発達がゆっくりな子を育てることは本当に大変です。
周りと比較してしまったり、感情的になった自分に罪悪感を感じてしまったり。
そんな苦しい毎日の中で1つでも、夜眠りにつく前に
「これを頑張った」
「今日も自分、1日お疲れ様」
そう思える毎日にしていきましょう。
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