こどもちゃれんじをやっているけれど、キッズワークの問題量に物足りなさを感じていませんか?
我が家は2児とも、すぐにキッズワークを終わらせてしまうので手持ち無沙汰を感じていました。私は10年以上小学校教員として、働いている2児のワーママです。この記事を読むことで、こどもちゃれんじに取り組みながら、市販のワークや無料プリントサイトを活用しながら手軽に、安価に、問題量を増やすことができます。
キッズワークすてっぷ6月号
6月号で身につく力

難しい言葉が並んでいますが、1つ1つ解説していきます。
*濁音・・・「ば」「じ」などの点々がつくひらがな。
*半濁音・・・「ぱ」「ぴ」などの○がつくひらがな。
*多少判断・・・どちらが多くて、少ないか。
*順序数・・・1番目、2番目といった順番を表す数。
*系列・・・物事を順序立てて並べる。
6月号のテーマは「順序数」です。小1の5月頃に学習する内容の半分をこの時期に先取りです。今月は算数的な力を身につける問題が多めでした。また、引き続き学習するひらがなは、結びのある「ま」や「む」が登場します。

6月号 内容一覧

様々な問題パターンの組み合わせで、子どもが楽しく取り組めるような構成で29ページの仕上がりとなっています。
- 絵あわせ
- 絵探し
- 間違い探し
- 左右理解、順序数
- ★濁音・半濁音読み
- ひらがな なぞりがき
- ★系列
- 集合数、多少判断
- 迷路
- ★濁音・半濁音読み 集合数
- 条件迷路
キッズワークで育てる力
国語に結びつく ひらがなを書く力

こどもちゃれんじの年間計画をみる限り、10月までにひらがなの書きができることを目指しています。そのために年中の6月には、運筆とひらがなの読みを中心に行なっています。1つずつ見ていきましょう。
①運筆力は迷路で鍛えよう
「書く力」を楽しく身につけるために、迷路遊びはオススメです。結びのある文字を意識したクルクル道や、ひらがなが正しい道を選ぶ迷路などの条件迷路と月を追うごとにレベルアップしています。迷路は筆圧を鍛えることにも有効的なので、遊びながらどんどん取り組みたい活動です。
そんな時は、レベル別に楽しめる迷路プリントの無料サイトを使いましょう。行事や季節に応じたものもあるので楽しみながら進めることができます。
我が家は電車好きなので、こちらのサイトを何度も使わせていただきました。

同時期ぐらいに都道府県迷路にも挑戦してみました。道は簡単ですが、県名や特産物を紹介しながら取り組めるためオススメです。


長男が年中で都道府県を覚えるときに使用しましたが、迷路としては簡単なので年少さんにもオススメのワークです。
②ひらがな仕上げにかかる濁音・半濁音
濁音・半濁音に関わる問題が6ページ分ありました。知育プラスのキッズワークでは扱いが1ページと軽めです。やはり、キッズワーク は年齢に応じた基礎的な力をつけることに特化したワークですね。7月号では理解できているものとして学習が進んでいるので、苦手であればプリントで補足しておきましょう。
また、今月から非常に多くカタカナが登場してきました。徐々にカタカナにも慣れさせようとする「こどもちゃれんじ」さんのさり気なさにあっぱれ!!
*濁音・・・「ば」「じ」などの点々がつくひらがな。
*半濁音・・・「ぱ」「ぴ」などの○がつくひらがな。
算数に結びつく 数字を数え、数量を理解する力

こどもちゃれんじの年間計画をみる限り、10月までに10の数の分解を目指しています。簡単に言うと、たし算に必要な力をつけています。そのために年中の6月には、10までの集合数の理解を中心に行っています。4月号から何度も登場していた10までの数唱や計数は、できているものとしてステップアップしています。難しい言葉が続きますが、1つ1つ説明していきます。
①集合数からの多少判断をする力
集合数とは、「1、2、3。3!」というように、全部でいくつあるかということです。集合数ができれば、たし算ができる力が備わっています。そして、そこからの「どっちが多い?」という多少判断する力を求められています。一般的に3〜4歳児は、2個までの多少の違いを理解できると言われています。

5月号は集合数のみの扱いでしたが、6月号で急にレベルアップしています。ちなみに、知育プラス5月号では、多少判断を理解するための問題が充実していました。ここは、紙面の都合上省略されてしまっている気がします。
多少問題に慣れていない場合、このような1対1対応がオススメです。



難しいバージョン 数字のみの比較にも挑戦してみましょう。

②法則やきまりを見つける力につながる系列
並んでいるものの順番を理解し、抜けているところに何が入るのか考えるという問題です。
がっつり知識だけを問われる問題ではないので、楽しく進められるお子さんも多いような気がします。遊び感覚で取り組める「系列」は、どんな力に繋がるのでしょう?大きく3つあります。

- 観察力
- 思考力
- 論理的思考力
観察力
図やパターンを見て、どんな規則があるかを見つける力です。例えば、「りんご、みかん、りんご、みかん」のような繰り返しを見つけることです。
思考力
見つけた規則に基づいて、次に何が来るか考える力です。例えば、「りんご、みかん、りんご、?」?は「みかん」と考えることです。
論理的思考力
観察力と思考力を活かすことで、順序立てて考え、問題のルールを理解して正しい答えを導く力です。
「系列」は、小学校受験の問題として、多く取り扱われています。まずは簡単な「順番迷路」から始めてみましょう。順番を唱えながら迷路をするので、苦手な子も取り組みやすいです。
無料プリントサイトが少なめでした。
③実生活にダイレクトに影響 順序数

また、難しい言葉が出てきました。「順序数」とは、物事の順番や位置を示すための数です。例えば、「1番目」「2番目」「3番目」というように。

実はこの学習内容の半分は小1の5月に学習する内容です。簡単なので先取りしてしまいましょう。「計数」ができているのであれば、難なくできるはずです。
また、今回の問題では「左右」のどちらかからの順序数なので、この際に左右理解も確認してしまいましょう。
普段学校で子どもたちと接していても、意外と3年生以下の「左右」の理解ができていなことが多いです。入学までに「左右」の理解ができていると安心です。

小1の5月に学習する内容のもう半分は「前から何番目?」と「前から何人?」の理解です。
詳しくいうと、これも実は「順序数」と「集合数」なので一緒に学習してしまってもいいかもしれません。
後付け困難!図形的センスを磨く

小学校に上がるにつれ、得手不得手がハッキリと表れてくる空間認知力は、後で力をつけることが難しい分野です。1年生の11月頃に学習する「かたち」として出てくる内容です。
低学年算数で三大不人気の1つ、「図形」です。
ちなみに、他2つは「時計」「単位」です。
①楽しく取り組める間違い探し
間違い探しは大人でもついつい夢中でやってしまいます。息子もワーク内の間違い探しページを探して、真っ先に取り組むタイプです。しかし、今回からレベルアップしています。
まず、間違いの数が5→6になっています。その上、以前までは「色」や「もの」の間違いだったものが、「大きさ」「長さ」「個数」「量」と変化しています。

この微妙なレベルアップ感、さすがです「こどもちゃれんじさん」!
「これが長い」
「これが少ない」
そんな風に、「形容詞」を使って徐々に言葉の数を増やしていくことができます。

どう力をつける?!挑戦問題
ワーク最難関の挑戦問題

6月号の挑戦問題は「系列」「集合数&多少判断」の問題でした。その中でも、「系列」を見ていきましょう。

3つのものが規則性をもって並んでいるため、その規則に気付けるかどうかです。ワーク内では、
「くるま ひこうき でんしゃ」の順番にならべてね
という指示があったため、少し簡単だったのではないでしょうか。
規則性を自ら見つける力をつけるためにも、実際に口に出しながらシールを貼るように声かけしていきましょう。



キッズワークだけでは、物足りない場合は追加受講もオススメです。
すでにこどもちゃれんじ受講中の方は、545円で受講可能です。
ネット申し込み&電話申し込みが可能です。
こどもちゃれんじを受講していない方も838円でワークのみ購入できます。申し込みは電話のみとなります。
0120ー426ー330(9:00〜21:00)
こどもちゃれんじのキッズワークは、学習の適齢期が分かり、楽しく取り組むことができるので個人的にとてもオススメです。ただ、問題量が少ない点が残念なので、できるだけ安価に大量に学習ができたらと思います。紹介しているサイトやワークを使いながら、学習量を増やすことにお役立てください。
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