テストが難しくなってきた
どの教材がオススメか分からない
親がつきっきりで教えるのは大変
保護者の方からよく聞かれる声です。
家事・育児に仕事にと忙しい保護者の方が、わずかな時間でお子さんの家庭学習を見るのは本当に大変です。小1算数の大きな山場となる1つが「くりあがりのあるたし算」です。授業では2学期(10月〜11月頃)に入ることが多く、ここでつまずくと今後のたし算、ひき算やかけ算、わり算での筆算への苦手へと繋がってしまいます。
私は現役の小学校教員で、小学生の子を持つ2児の母でもあります。今回は、学校の先生としての経験と、母として家庭で見てきた実体験をふまえ、くりあがりたし算のよくあるつまずきと、家庭でできるサポート法を紹介します。
くりあがりたし算はいつ習う?

小1の10月〜11月に学習する単元です。1学期には、10までのたし算をし、2学期の9月には、20までの数の学習をしています。その後の2回目のたし算の学習として、くりあがりのあるたし算を勉強します。 2学期には「時計」の学習もあり、小1算数の山場は9月〜連続で登場しています。
「くりあがりたし算」よくある間違い

小学校教員を10年以上続ける中で、「くりあがりのあるたし算」のよくある間違いにはパターンがあることに気がつきました。それに注意すれば、大きな山場を超えることができます。
①10のまとまりができない
数を分解して10のまとまりを作ることができれば、理解できたと言っても過言ではありません。
例えば次の問題
8+5
8を10にするにはいくつ必要か?
5の下にさくらんぼを作って2と3に分解する必要があります。
そうすると、
8+2=10

見事10のまとまりができました。
8に何を足せば10になるのか、7に何を足せば10になるのか、6だったら?と瞬時にペアになる数を求める必要があります。
②ワーキングメモリ不足
残しておいた3を最後に足す必要があるが、それを忘れてしまいます。特に低学年には多い間違いです。

最初は10のまとまりを作ることに時間がかかるかもしれませんが、時間がかかっても確実に習得できるように継続しましょう。10のまとまりを理解できることで、ひき算の理解にも繋がる上、計算の速さに繋がります。
③指で計算している
指で計算することは、決して悪いことではありません。しかし、10のまとまりを作ることなく、総数を指で計算する方法では、計算のスピードも遅く、いずれ苦労することが目に見えています。そのため、お子さんの指の使い方をよくみてください。残した3をたすための指遣いなら○。総数を指で計算している場合なら×です。

家庭でできる!くりあがりのあるたし算を身につけるコツ
くりあがりたし算の教え方

①10のまとまりを作る
10にするには、あといくつ?

10にするための数字を瞬時に反応できるよう、何度も具体物を操作しましょう。慣れてきたら、練習プリントを使って学習しましょう。


②さくらんぼ計算をしよう
10のまとまりを作ることを視覚的に理解したら、あとは計算練習するのみです。
オススメのワーク

くりあがりのあるたし算を習得するためのオススメワークをご紹介します。
「はじめてのくりあがり」

今までも何度も紹介してきたワークです。さくらんぼ計算の仕方を分かりやすく説明しているので、子どもだけで進めることができます。また3日連続同じ学習が続くので、定着しやすいです。


我が家はコピーをして3回取り組みました。最初は苦労しましたが、3周目には朝の学習時間に1人で進めすことができるようになりました。
「はじめての百ますたし算」


はじめての百ますたし算
上記のくりあがりが習得できたら、こちらのワークでさらに計算力を高めてください。ページ後半になるにつれ、マス数が多くなり百ます計算が定着する内容になっています。徐々にレベルが上がるため、初めての百ます計算にオススメです。
答えが0〜18までのたし算のみが登場します。
最初は問題数に辟易していた我が子も、毎日続けるうちにどんどん計算が速くってきました。
次は、「はじめての百ますひき算」に進もうと考えています。
計算ミスに繋がる!くりあがりのあるたし算

くりあがりのあるたし算は、1年生に学習する中で最も重要な学習の1つです。なぜなら、今後の学習の基礎になるからです。
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この後学習するくりさがりのひき算や2桁以上のたし算・ひき算の筆算、かけ算やわり算の筆算にも繋がります。この時の計算ミスの多さに繋がってしまうので、確実に習得できるようにしましょう。
まとめ

「くりあがりたし算」は小1算数のつまずきポイントであることは間違いありません。そしてここで苦手意識を持ち始めると、今後もズルズルと引きずってしまう学習内容です。そのため、確実に正しいやり方で理解できるようにしておきましょう。


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